未来を語る政治に投票したい 最終更新日:2021/10/20
U.S.-Japan Council(米日カウンシル)の日米会議(※1)があるこ とは、Instagramで知った。アメリカのジョン・ケリー気候変動問題担 当大統領特使と日本の小泉進次郎環境大臣が、気候変動への取り組み について対談するという。「外交の場では、数字をどうやって扱うんだろう」 と思って、昼食を作りながらラジオ代わりに聞き進めていたら、そもそも 数字になんて触れてくれなかった。いちばん印象的だったのは、小泉大 臣が「(日本の大臣とアメリカの特使が対談するなんて)数年前ですら想 像できなかった」と語ったこと。「昔と比べてすごい!」ということを、表 現を変えながら繰り返していた。
話を聞きながら取っていたメモは少ないけれど、「気候変動のタスク フォース」(※2)を「防衛省の中に立ち上げた」という小泉大臣の発言 に対する走り書きが残っている。「防衛省の話の前に、経産省の取り組み とか、気候危機対策で予防できることあるじゃん!」。
小泉大臣は、続くInstagram Live(環境省・@coolchoice100)で、 この対談についての質疑応答にも臨んだ。でも、「マイボトルの中身は何 ですか?」という質問には丁寧に答えながらも、冒頭から何人かがめげ ずに投げかけ続けていた、国内外の石炭火力発電所新設に関する質問 には、時間切れとのことで答えてはくれなかった。
同じ時期に、佐久間裕美子さんとアクティビストのeriさんが立ち上げた 「この国の問題が問題」というInstagramアカウントで、共産党の小池 晃参議院議員とこのふたりとのトークLiveが行われた(eriさんのアカウ ント・@e_r_i_e_r_iにアーカイブあり※3)。洗濯物をたたみながらラジ オ感覚で聞いていた。
衝撃だったのは、「ジェンダー不平等をどう見ている?」という質問への 小池さんの回答。「日本の政治、日本の社会の根本問題だと僕らは思っ ている。(中略)この国の歪みの、ひとつの深刻な柱」(30:00頃〜)と 答えたのだ。続けて、「ジェンダー平等というのは、いろいろある問題の 中のひとつではなく、すべての問題を点検するときの視点となるべきテー マ。“one of them”じゃなくて」といった話も聞くことができた。私は「そ うだよね!」と思ったし、このひと言には「そうやっていけばいいんだ!!」 という発見もあった。
たまたま同じ時期に触れたこれらのことから、私が今、感じているのは、 「未来を語る政治に投票したい」ということ。衆院選も近いし。かねて から、パートナーとの間では、選択的夫婦別姓制度に反対する議員が述 べる根拠などについて話題にすることがあった。でも、「自民党が見てる 未来って何?」という話になったときに、「わかんない……。自分の当たり 前を他人にも押しつけたいってこと?」みたいな、「???」な結論になって しまって、お互いに消化不良のままになっていた。
「自民党議員の中にも、いい取り組みをしている人はいるよね、うーん ……」という煮え切らない気持ちを抱えながら、結局、衆院選で自分は どうするんだろうと焦っていたけれど、なんだかすっきりしてしまった。政 党として根底に抱えている理念が「過去にすがりつく」ことであるなら、 私とは考えが違う。現状を把握したうえで真摯に未来を語る政治に、投 票したい。
※1 https://youtu.be/FY9hi6o4lZs
※2 https://tinyurl.com/yezr3gry
※3 https://www.instagram.com/tv/CS_roOYFzUR/?utm_medium=copy_link
話を聞きながら取っていたメモは少ないけれど、「気候変動のタスク フォース」(※2)を「防衛省の中に立ち上げた」という小泉大臣の発言 に対する走り書きが残っている。「防衛省の話の前に、経産省の取り組み とか、気候危機対策で予防できることあるじゃん!」。
小泉大臣は、続くInstagram Live(環境省・@coolchoice100)で、 この対談についての質疑応答にも臨んだ。でも、「マイボトルの中身は何 ですか?」という質問には丁寧に答えながらも、冒頭から何人かがめげ ずに投げかけ続けていた、国内外の石炭火力発電所新設に関する質問 には、時間切れとのことで答えてはくれなかった。
同じ時期に、佐久間裕美子さんとアクティビストのeriさんが立ち上げた 「この国の問題が問題」というInstagramアカウントで、共産党の小池 晃参議院議員とこのふたりとのトークLiveが行われた(eriさんのアカウ ント・@e_r_i_e_r_iにアーカイブあり※3)。洗濯物をたたみながらラジ オ感覚で聞いていた。
衝撃だったのは、「ジェンダー不平等をどう見ている?」という質問への 小池さんの回答。「日本の政治、日本の社会の根本問題だと僕らは思っ ている。(中略)この国の歪みの、ひとつの深刻な柱」(30:00頃〜)と 答えたのだ。続けて、「ジェンダー平等というのは、いろいろある問題の 中のひとつではなく、すべての問題を点検するときの視点となるべきテー マ。“one of them”じゃなくて」といった話も聞くことができた。私は「そ うだよね!」と思ったし、このひと言には「そうやっていけばいいんだ!!」 という発見もあった。
たまたま同じ時期に触れたこれらのことから、私が今、感じているのは、 「未来を語る政治に投票したい」ということ。衆院選も近いし。かねて から、パートナーとの間では、選択的夫婦別姓制度に反対する議員が述 べる根拠などについて話題にすることがあった。でも、「自民党が見てる 未来って何?」という話になったときに、「わかんない……。自分の当たり 前を他人にも押しつけたいってこと?」みたいな、「???」な結論になって しまって、お互いに消化不良のままになっていた。
「自民党議員の中にも、いい取り組みをしている人はいるよね、うーん ……」という煮え切らない気持ちを抱えながら、結局、衆院選で自分は どうするんだろうと焦っていたけれど、なんだかすっきりしてしまった。政 党として根底に抱えている理念が「過去にすがりつく」ことであるなら、 私とは考えが違う。現状を把握したうえで真摯に未来を語る政治に、投 票したい。
※1 https://youtu.be/FY9hi6o4lZs
※2 https://tinyurl.com/yezr3gry
※3 https://www.instagram.com/tv/CS_roOYFzUR/?utm_medium=copy_link
natsumi
びっくりするほどの天然パーマ。校則には苦労しましたが、社会に出たら、美容師さんには褒められるわ、豆腐屋さんには一発で覚えてもらえるわ、いいことばっかでわーい。